2017年7月23日

74.人生バラ色


(日めくりブログではないので、途中から読むと意味が分からないと思います。21稿までが前置きになっています。)

実は、このところの大きな願いが叶ったというか、何というか、6月初めから入院中なんです。

救急で、血栓を溶かすための点滴をしたのですが、効果はありませんでした。

脳梗塞による左半身不随、お医者さんからは重度の麻痺だと言われました。

人生バラ色なんて、とても言えそうもないようですが、そうでもないんです。^-^

利き腕が右なのと、運動神経麻痺だけで済んだのはとてもありがたいことでした。

リハビリも含めて半年程の入院だそうですが、スタッフの方達が素晴らしく、そのうえリゾートホテルのような、とてもきれいで居心地のいい病院です。

リハビリの施設はホテルのアスレチックフロアーのように見えます。

ここの環境には本当に感謝です。



はじめ、倒れた時には 「来たなっ、これが半身不随か」 と思いました。

この二年間のある思いが、そのまま現実になってしまいました。

しっかりと願いが叶ったと思いました。

叶ったとはいえ、半身不随をありがたいと思う人はいませんね。^-^

ところが、想像に反してこの半身不随に感謝せざるを得なくなっていきます。

なのですが、そのときはマヒで立ち上がれない状態。

動かない手足の重いこと。

倒れたまま感心していました。

あわてても仕方がないので、なんとかつかみ立ちをしてから救急車を呼ぶ事にしました。

そしたら、「もしもし」 のはずが 「ムゥォ~~ォ~~~」 なんじゃこりゃ~。^ー^

口も動きませんでした。

で、10分ほど練習をして、何とか必要事項を伝え、最後に  「お~お~か~ね~い~り~ま~すかあ~」

隊員: 「いりません!」 「救急車ですから!」

はずかしっ。笑



まだ現職の身、ましてヘンピなところでの一人暮らしですから、少しぐらい動揺してもいいはず。

ところが不謹慎にも、救急車で運ばれながらワクワクしている自分がいるのです。

何故かというと、思考やフォーカスの方向を変え始めて以来、トラブルのあとには必ずそれまで以上の素晴らしい現実が始まることを知っているからです。

だとしても、半身不随と引き換えにするほどの素晴らしい現実などあるのでしょうか。

それが、たくさんあるんです。

面白いほどに、いろいろな変化が起こり始めています。^-^

まず常識的な角度から、大きな不幸やトラブルに遭遇しているように見えても、私にとって小さなトラブルでしかないというのがベースにあります。

強がり? 思い込み?

それでも良いのですが、「今を感じる」ことが習慣化してくると、現実の捉え方や思考パターンが変わります。

例えば、何か困ったことが起きたと思われる時に、必ず 「今の瞬間はどうなの」 と疑問を投げかけるようになります。

緊急のときは別ですよ。

私の場合、半身不随ですが、痛いところはどこにもなく、触覚も生きており、入院中なので寝ていても良いわけですから 「今の瞬間」 困ることは何もありません。

まずそこに感謝です。

お風呂やトイレは安全を確保するために時間は何倍もかかりますが、ひと月を過ぎた頃から手を借りずになんとか自分でできるようになり、 「今」 困ることはありません。

もちろん先のことをネガティブに想像することはできますが、その現実はいらないので感情が動くほどには考えません。

入院中なので、時間はいくらでもあります。

私が時々言う、不便や無駄を考えたり楽しんだりする絶好のチャンスです。

そして何よりも、普段細切れにしかできなかった「今の瞬間」を思う存分感じることが出来るのです。

これには感謝しかありません。

食事は、病院が用意してくれますから、「今」困ることはありません。

舌や喉がしっかりとは動かないのですが、ゆっくりならご飯を食べる事ができます。

右手は動きますから病室でのパソコン、携帯の使用に制限がないのでありがたい。

車の運転はできませんが、入院中はその必要がありません。

他にもまだまだありますが、「今」困る事は何もないのです。

困るどころか、いつもと環境が変わってワクワクのいい気分です。

しいて挙げるとすれば、点滴の期間太い針が痛いのと、寝返りができないことでしょうか。

それもはじめの二週間ほどでした。


退院後のことですか?


まだ退院していませんから、「今」困ることはありません。

なので「今」最高に「いい感じ」と言うしかありません。

あと先どうでもいい、ただのバカみたいでしょ。笑

もちろん退院後のことはいろいろ考えてはいますが、今のままでは仕事への復帰は無理。

どこまで回復するか、どんなことが起こるのか「今」の時点では分かりません。

下手な予測は、未来の現実を制限してしまいます。

最悪を避けるための手を打って、あとは楽しいことを考えるだけ。

ワクワクしながら、奇跡を待つほうが体も喜びます。

今は、病院にいるのですから、楽しくリハビリに励むだけです。

気分はリゾートホテルで長期休暇。

専属トレーナーにしごかれながら、体のリフレッシュ。

「今瞬間」を楽しく出来ていれば、次の瞬間も楽しいが続きます。

そして、退院後にも続くべく、私の体は少しずつ動き始めています。

未来はまだここにはありませんから、無いものを心配したりして、現実をネガティブな方向へ向けたくはありません。

周りの人まで暗くしてしまいます。

このパターンに気が付いていないと、回復しなければどうしよう、仕事が出来なければ、しいては生きていくことすら、、、、、、、、、

この「怖れ」の感情パワーは、外からみていても分かるくらい強いですから、そのまま具現化して行きます。

「お金がない」のアファメーションと同じですね。

これでは、自分も周りの人も苦しいことになるしかなさそうです。

そんな現実を創りたくはないですね。^-^

それより、人生バラ色の妄想でもして、ポジティブな「今の連続」を楽しみましょう。

きっと、想像を超えた現実が待っていますよ。


自分に言っています。ハハ


病室からでした~ ^-^



続きます。